ハーフライフルとは
猟銃を所持している方、特にこれから猟銃を所持しようとしている方、インターネットで猟銃所持について調べているとまあまあな頻度で「散弾銃及びライフル銃以外の猟銃」という変なカテゴリーの銃は聞いたことないでしょうか。これは別名「ハーフライフル」と呼ばれています。リアルでもネット上でも「ハーフライフル」と言った方が通りがいいと思います。
散弾銃、ライフル銃とは何が違うのか
特にこれから猟銃を所持しようと考えている人は何のこっちゃわからないと思います。
ハーフライフルとはライフル銃未満、散弾銃以上の命中精度、有効射程のある銃です。
普通、散弾銃の銃身内は何の加工もされていない、ただの鉄パイプと同じです。
しかしハーフライフルの場合はライフリング(↑の画像)という銃身の中に螺旋状の溝が切ってあります。これにより発射された弾に回転をかけ、有効射程、貫通力などが底上げされています。
そして特徴的なのが使用される弾です。ハーフライフルでは「サボットスラッグ弾」という弾を使用します。
ライフルでは通常細い銅の弾頭のみを撃ち出しますが、サボットスラッグ弾はその弾頭の周りに「サボット」や「ワッヅ」と呼ばれる樹脂に覆われています。弾が発射される際にこのサボットがライフリングに食い込んで回転がかかるという仕組みです。
名前のどの辺がハーフなの?
日本では、先ほど説明したライフリングは銃身内全てに切ってあると「ライフル銃」とまた別のカテゴリの銃とみなされてしまうんです。
ライフルを日本で所有するには空気銃を除く、散弾銃を10年以上所持し続けなければ所持許可申請することすら出来ないんです。
ここでいうライフル銃とは銃身の1/2以上にライフリングが彫られているものとされている。
逆に言えば1/2以下のライフリングがある場合はライフル銃ってみなされないという解釈になります。
そこで銃身に1/2(ハーフ)以下のライフリングが彫られている銃身が文字通りハーフライフルというカテゴリになります。
ハーフライフルのメリット・デメリット
- メリット
通常の散弾銃に比べて精密射撃ができる
- デメリット
弾代がクレー用のものに比べ1発約20倍前後する
初猟銃にハーフライフル専用銃はお勧めできない
これから猟銃を所持するという方にハーフライフルのみという選択肢はお勧めしません。
語弊があるかもなので言い直します。最初に所有する銃で一丁しか所持しないという方にはお勧めしません
2023年4月現在、そのサボット弾が国内在庫がほぼないんです。どことは言いませんが共産国による戦争の影響だそうです。コロナが流行り始めてきたころから国内在庫は少なりつつありました。
仮にそんな影響がなくてもサボット自体が1発安くても400円から高いものだと1000円以上します。
ボクがビンボーだからこんなこと言っているってのもありますがね(笑)
まとめ
あくまでここまで言ってきたことはボクの主観だし運用の仕方次第でハーフライフルがおすすめの場合もある。
かくいうボクも「サベージ 220」というハーフライフルを所持しています。
レビューしてるのでよかったら見ていってね
他の人も初心者にはハーフライフルがおすすめって言っている人もいるし、理由もなるほどなと思うことも多い。
今回の記事では「銃を所持したいけど費用を気にする人」、「クレー射撃でバンバン射撃したい人」みたいに費用面をメインで考えてる人向けに作りました。
銃身を取り換えることのできる銃ではそんな問題もなくなるから極論言っちゃえば「運用する人次第」だしね。
あくまで素人の素人による素人のための一意見だと思ってもらえればうれしいです。
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